昨日「ZARD」のボーカル、坂井泉水さんが死去したというニュースが飛び込んできました。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
・・・っと申しましてもね、実のところ「へぇ〜!」という感触しかなく、先日の横山ノックさんとか植木等さんのような衝撃はございません。
というのも、90年代は私、買い物したり市街地を歩いているときに流れているBGM程度しか邦楽を聴いていませんし、今でもJ−POPに関してはそうです。
というか、そもそも邦楽自体を好んで聴く方じゃないんですね。
「歌は世につれ、世は歌につれ」と申しますが、90年代に聞いていた歌の記憶が希薄ということは、私にとって90年代そのものの記憶が希薄ということにもなりかねない。
90年代に限らず、時代の流行歌の記憶が曖昧ということは、私が生きた時代そのものの記憶も不鮮明になりかねない。
というわけで、ふと「一体私は、何を聴いてきたのか」ということを振り返ってみたいと思った次第です。
70年代のアニソンを聴き直し始めたのは結構いい年になってからでして、その理由の一つに「子供向けポップカルチャーを再考し、再評価してみよう」と思ったことが挙げられますが、それまではごく普通に(と、本人が勝手に思っているだけでしょうが)、音楽を楽しんでいたわけです。
幼少のころは、当時放送されていたTV番組の主題歌集や「おかあさんといっしょ」で流れていた童謡集を聴いていた記憶があります。
「ウルトラマンタロウ」の主題歌がA面、作中の挿入歌「われらウルトラ6兄弟」がB面のレコードは繰り返し聴いていましたので、今でもその旋律ははっきり覚えています。
TVアニメ主題歌集(当時はそんなレコードがあったのです)には「ミクロイドS」、「ドラえもん」、「ジャングル黒べえ」、「ド根性ガエル」が収録してたと思います。
「ミクロイドS」は私と同世代の方でもそのようなアニメがあったこと自体の記憶がないかもしれませんし、「ジャングル黒べえ」は今じゃ作品自体が封印、「ドラえもん」の主題歌は「♪こんなこといいな できたらいいな・・・」の方じゃなく「♪ぼくのドラえもんが 街を歩けば・・・」の方でして、歌自体が忘れ去られているかもしれません。
童謡集には「♪ビュワーン ビュワーン はしる 青いひかりの超特急・・・」(題名は失念しました)や、「アイ・アイ」(♪アイアイ アイアイ おさるさんだよ・・・)等が収録されていたと思います。
ところで先日「おかあさんといっしょ」を、ちゃんと見るでも無しに見ていると「アイ・アイ」が歌われていたんですよね。
実に息が長い歌だと思って、変に感心しちゃいました。
そして長ずるにつれアニソンや童謡を聴くことはなくなりまして、当時は今よりも歌謡番組が沢山TVで放送されていましたが、当時はどの番組でもアイドル歌手か演歌ばかりで、私には「つまらないな・・・」という感がありました。
そして時々登場するバンドにて、その飢えを癒していたわけです。
「ファイティング80」というTV番組があったこと、覚えている方はいますか?
私が観ていたころは「子供ばんど」時代のうじきつよしさんが、宇崎竜童さんとともにレギュラーでした。
この番組、ライブハウスでのバンド演奏を中心とした当時は珍しい番組で、この番組で「モッズ」や陣内孝則さんがいたころの「ロッカーズ」や「BOW WOW」や「ラウドネス」を観た記憶があります。
当時はどことなく「日本の歌謡曲を聴くのはダサイ」というような風潮があったように思います。
そのうち、オールディーズに懲りはじめました。
そのきっかけはエルビス・プレスリーの“Don’t be cruel.”がCMで使われていて「いいなぁ〜」と思ったことです。
当時はプレスリーの生誕50周年で、ちょっとしたプレスリーブームがあったんですよね。
高校のころしばらくはプレスリーにハマりましたね。
そののちプレスリー全盛前後の音楽を聞き始め、50〜60年代のアメリカンポップスやR&B、ソウルミュージック(ブラ・コンというべきでしょうか?)を聞くようになり、その性癖は現在にまで至っているというわけです。
このように考えると私にとっての90年代とは、視線が国内でなく海外に向いていたということかもしれません。
今は好みがもう少し渋くなって、ときどきB・Bキングのブルースやマイルス・デイヴィスのトランペット、アメリカじゃないのですが小野リサさんのボサノバを聴くことがあります。
これを書いているうちにアレサ・フランクリンが聴きたくなってきました。
今日はこれを子守唄代わりにすることにしますか・・・
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